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2019年(令和元)年は、日本とブルガリアの「交流開始110周年」、「外交樹80周年」、「外交関係再開60周年」の【三つの周年】の年
           
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ブルガリアの世界遺産 文 化 遺 産 7か所  (指定年)     
 国土面積が日本の約3分の1のブルガリアは、ユネスコから世界遺産として、7か所の「文化遺産」と、2か所の「自然遺産」が指定されています  紀元前5000年の黄金トラキア時代からの古墳やブルガリア正教の総本山建築などの文化遺産と、ドナウ川沿いのハイイロペリカン繁殖湿原や3000m級の山脈などの自然遺産を紹介します。

1.ボヤナ教会(1979年)

2.カザンラックのトラキア人墳墓 (1979年)  
 1048年、1259年、1845年の3つの時代を代表するビザンチン様式より逸脱したフレスコ画が教会内に描かれている。   約2300年前の紀元前に描かれた色鮮やかな壁画は、トラキア時代の最高峰として注目を集めている。
ボヤナ教会の外観
 
天井のフレスコ画
  観光客が教会内に入る時は、人の息や体温ががフレスコ画に悪影響を与えるために、1回10人しか入場できないようになっている。 本物は、石で建設された建物の中に厳重に保存されて、一般の観光客用には、数10m離れたところにレプリカが作られて公開されてる。

3.マダラの騎士像(1979年)

4.イヴァノヴァの岩窟聖堂 (1979年)
  マダラ高原に切り立つ100m以上もある断崖の中腹(下から23m)に、馬にまたがり槍と杯を掲げたマダラの騎士が大きく彫られてある。  北部のルーマニア国境にほど近いところを流れるルセンスキー・ロム川の両岸に切り立つ高さ50m以上の断崖に多くの洞(岩)窟が彫られてある    
マダラの騎士像

岩窟聖堂の内部
 猟犬を従えた騎士が、槍で突いたライオンを踏みつけているレリーフだが、何の目的で、どのようにして彫ったのか謎に包まれている。  この中で、13世紀半ばに、最初に掘り造られた修道士ヨハヒムの「主の渓谷(岩窟)聖堂」が世界遺産に指定された。
 
聖堂の中には、壁や天井に「キリストの受難」などのフレスコ画が描かれている。
 内部には、
幅20p以上の割れ目が縦横走り、何時崩壊するかと思われる程で、保護対策が急がれる。

5.ブルガリア正教の総本山・リラの僧院(1983年)

6.古代都市ネセバル(1983年) 
 首都・ソフィアから南に車で3時間近く走ると標高3000m級のリラ山があり、その中腹に、こつ然と国内最大の4層の荘厳な建物が現れる。
 ブルガリア聖教の総本山であるリラの僧院は、
まるで要塞の様だ。10世紀ごろにイヴァン・リルスキー修道士が、人々の精神的荒廃を嘆き、隠遁生活を始めたのが原点。
 僧院は、
大地震や大火災などで再々、壊滅的な打撃を受けたがそのたびに再建された。特に14世紀の再建の際には、天災や外敵に備えた要塞風に建設された。
 細い砂州で陸とつながっている黒海に浮かぶ半島(かつては島?)が古代都市ネセバルだ。半島全体に6世紀から建てられたという遺跡が散在し一歩、足を踏み入れると1500年前にタイムスリップしたように感じる。
 古代都市の始まりは、
紀元前1000年ころで、トラキア人が住みメナブリアと呼ばれていた。13世紀ごろから「ネセバル」と呼ばれるようになったという。
 
歩いても30分あれば一周できる城塞半島だが、かつては40の聖堂が立っていた。今は10聖堂が残っている。
要塞のようなリラの僧院
ネセバルの全景
 僧院内の建物は、白と黒の横縞模様を基調として美しい。中でも敷地内の中央に立っている聖母聖堂ギリシャ十字の三廊式で、内部の天井や壁には19世紀のブルガリア宗教画の傑作が描かれている。
 中央祭壇のやや上部に、
全てを見通している「神の目」「第3の目」があるのを見落とさないでほしい。
 観光化されて、半島内には、遺跡が散在し狭い路地に小さな土産店やブルガリアレストランなどが林立している。
 
この古代都市の中を歴史を感じながら時間を気にしないで散策すると、豊かになった気がしてくる。

 7.スヴェシュタリアのトラキア人墓地(1985年)

 平原に小山のような墳墓が散在するブルガリア北部のスヴェシュタリア地域。
 
その墳墓の中で最大級のものがトラキア王の墓で玄室は両腕で梁を支えている10体の女性の立像が目を引く。
 紀元前3世紀ごろのトラキア王が、
自らの死期を悟り建造したもので、玄室には王と殉死する王妃の石棺が設置されている。
 
トラキア時代は、王は正室と側室を多く抱えて、死期を悟ると多くの妃の中から一番愛している妃を選び、息を引き取った時に一緒に殉死する事になっていた。
 王とともに死出の旅に行くことを最高の喜びとした妃たちは、
選ばれることを渇望していたという。
玄室の中、10人の女性像

  ブルガリアの世界遺産 自 然 遺 産 2か所 (指定年)       

1.ピリン国立公園(1983年)

2.スレバルナ自然保護区(1983年)

 リラの僧院をさらに南に下るとブルガリア最大の自然公園があり、それがピリン国立公園。

 246Kuの広大な地域の中には、標高2915mのヴィクレン山をはじめ60の2500m級の山があり、約170の湖、多くの小川や滝、氷河湖などが点在し、温泉もある。
     
  北のルーマニアとの国境となっているドナウ川下流域(黒海近く)に広がる3.7kuのスレバルナ湖。この湖と周辺の湿原地帯をスレバルナ自然保護区としている。

 この自然保護区には、
絶滅危惧種のハイイロペリカンやオジロワシ、イヌワシ、ブロンズトキ、カワウソなどの生息地となっている。約180種の鳥が生息しでブルガリアにいる鳥の全てを見ることができ、うち80種は渡鳥。
自然豊かピリン国立公園
絶滅危惧種のハイイロペリカン
 
 樹齢1300年以上という針葉樹林も広がり、ヒグマやオオカミ、カワウソ、シャモアなどの動物も生息している自然宝庫といえる。  哺乳類は、ヨーロッパケナガイやユーラシアカワウソなど39種、爬虫類、両生類も21種確認されている「自然の宝庫」。
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