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2019年(令和元)年は、日本とブルガリアの「交流開始110周年」、「外交樹80周年」、「外交関係再開60周年」の【三つの周年】の年
           
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            世 界 文 化 遺 産    7か所(登録年月)
ボヤナ教会 マダラの騎士像 カザンラックの
トラキア人墳墓
イヴァノヴォ
の岩窟聖堂
古代都市
ネセバル
スベシュタリの
トラキア人墳墓
              世 界 自 然 遺 産    2か所(登録年月)    
 1.スレバルナの自然保護区(1983年12月) 2.ピリン国立公園(1983年12月)

   世界文化遺産6   ブルガリア正教の総本山・リラの僧 院(198312月に登録

       ☆リラ山の山麓にある砦のような僧院
 リラ修道院(しゅうどういん、ブルガリア語:Рилски манастир)は、ブルガリア最大で最も著名な正教会(ブルガリア正教会)の総本山。リラの聖ヨハネ修道院、またはリラの僧院とも称される。
 
 
4階建ての回廊は、外から見ると城壁のようで、まるで砦といえそうな雰囲気。
城塞か砦でのような4層の回廊で囲まれたリラの僧院

森の中に突然あらわれるブルガリア正教の総本山
 リラの僧院への道

リラの僧院に行くまで車は、うっそうとした
森の中の道をひたすら走る
森の中に忽然と現れるリラの僧院・正面入口

小さな窓、城壁のような壁のリラ僧院

 修道院はリラ山脈の北西で海抜1147メートルの高さにあるリラ川の深い低地にある。

 
ブルガリアの首都ソフィアから117キロメートルに位置するキュステンディル州リラ自治体にある。

 
 
10世紀に創設されたリラ修道院は、ブルガリアにおいて最も文化的、歴史的、建築学的に重要な遺跡の一つであると評価されている。こうした理由から、ブルガリアとヨーロッパ南東部において、観光客をひきつける要所となっている。

 リラ修道院は1983年ユネスコ世界文化遺産に登録された。

             歴  史

       修 道 院 内 部

 伝承からリラ修道院は、ブルガリア皇帝ペタル1世の統治する時代(927年−956年に、リラの聖イオアン(イヴァン・リルスキ)が設立したと考えられている。

 
彼は、教育を受けるため山脈へやってくる彼の教え子達が修道院を建設していた間、実際にその修道院からそう遠くない洞窟で生活していた。

  

2500m級のリラ山の山ろくにそびえる

リラの僧院の3階から聖母生誕教会などを望む
美しいイコンの壁画

聖母誕生教会の外壁もイコンの図で飾られている

 創設以来、リラの修道院は、ブルガリアの統治者から後援され、尊重されてきた。オスマントルコ征服fy区まで続いた第2ブルガリア帝国のほぼ全ての王様によって大規模な寄付が行われ、修道院は12世紀から14世紀にかけ、ブルガリア国民の意識の中で文化的・精神的中心の頂点を極めた。

 
 
リラ修道院
14世紀中に、フレリョ・ドラゴヴォラという名の地方封建王により、現在の位置に再建された。修道院内の複合建築物にはこの時代に建てられたものが現在も含まれている。フレリョの塔(1334年−1335年竣工)や、その隣にある小さな教会(1343年竣工)などがあげられる。司教の椅子や豪華に彫刻された修道院の門も、この時代に属するものである。しかし、14世紀末のオスマン人出現し、修道院への数々の襲撃や破壊が15世紀半ばに行われた。

 その後、ロシア正教の修道院による寄付のお陰で、15世紀末には聖ヨハネの遺品を持ってキュステンディル地域からやってきた3人の兄弟によりリラ修道院は改築が施されたのである。修道院内の複合建築物は、外国の統治下にあった時代におけるブルガリアの言葉や文化を所蔵する、保管所の役割を務めた。
 

 ブルガリア復興期(18世紀−19世紀)において修道院は、
1833年に火事で破壊された後、1834年から1862年の間にブルガリア全体から裕福な国民の援助を受けて、建築家アレクシ・リレツの指導の下に修復が行われた。住居となる建物の建設は1816年に始まり、1844年にはフレリョの塔に鐘楼が取り付けられた。

 また修道僧のネオフィト・リルスキは
この時期に修道院内へ学校を設立した。

 
ブルガリア復興期の建築物の最初の傑作の一つとみなされている修道院複合建築物は、
1976年に国立史跡として表明され、1983年にユネスコの世界遺産に登録された。1991年以来、修道院はブルガリア正教会の教会会議に付随している。

聖母誕生教会

リラの僧院のメイン教会
天井に描かれたイコン
 
  


聖母誕生教会・内部正面のイコン

幅は10mもある
        修 道 院 複 合 建 築 物
修道院構内

 建築物全体の敷地面積は8800uを占める台形の形状であり、フレリョの塔や中心となる教会は内部構内(3200u)周辺に集中して位置している。

 
           教  会

 修道院内で最も中心的な教会は、19世紀半ばに建設されたものである。その教会を設計した建築家は1834年から1837年にかけて建設を指導した、ペタル・イワノビッチであった。教会は全部で5つのドーム、3つの祭壇と2つのチャペルを有する。

 内部にある最も貴重な遺物の一つには、4人の手工芸者が創作に5年を要し、木彫りであることでも有名な金色のイコノスタシスがある。
 

 1845年に完成したフレスコ画は、
ブルガリア復興期において最も有名な画家であったザハリ・ゾグラフとディミタル・ゾグラフ兄弟の作品を含む、ブルガリアの都市バンスコ。サモコフ、ラズロクからもたらされた多くの傑作群である。

 
教会はそのほかにも、14世紀から19世紀に作られた数多くの価値ある聖像を収める、収蔵所にもなっている。

          神 の 目
 内部正面のイコンの中央上には、普通の人は気が付かない第3の目「神の目」がある。

 
この第3の目「神の目」は、ブルガリアア正教の教会中でも3か所位しかない。リラの僧院は、ブルガリア正教の総本山だから第3の目「神の目」があり、誰も気が付かなくても人の善行や悪行などすべてをお見通し、という訳である。
 

          住 居 部

 修道院の一角にある4階建て(地下を除く)の住居部分は、300間、4つの聖堂、大修道院長室、キッチン(めったにない巨大な器があることで有名)、全250の手記と9000冊の年季ある印刷物を収容する図書館、そして寄贈者室から成っている。石製の高い壁と僅かな窓で覆われた複合建築物の外観は、修道院というよりむしろ要塞に似ている。

正面中央のイコンの上にある神(第3)の目

真ん中に彫られている第3の目「神の目」
教会の外部回廊の壁画

聖母誕生教会・外壁にも美しい壁画が描かれている

         修道院博物館

 リラ修道院博物館は、木製の十字架で縦81センチ・横43センチメートルある、「ラファイルの十字架」を所蔵していることでとりわけ有名である。

 
これは、ラファイルという名の僧がきめ細かい彫刻刀で削って彫ったもので、拡大鏡も使用して更に104の宗教的場面と650の人物を細密に再現したものである。この芸術作品は1802年にラファイル僧が視力を失うまで、少なくとも12年続いたとされる。

           登 録 基 準

 この世界遺産は、世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと認められ、登録された。
 
 
登録基準の中には、原著で普遍的な意義をゆする出来事、現存する伝統、思想、信仰、または芸術的、文化的作品と直接に、または明白に関連する(こ基準は、他の基準と組み合わせて用いるのが)望ましい、と世界遺産委員会は考えている。

2層(階)以上の階の回廊

回廊の内部も白で統一されていかにも清楚な雰囲気
ルガリア正教の僧侶

中庭を歩く僧侶

内庭から見た4層のリラの僧院

美しい白と黒の縞模様に彩られた4層の回廊。現在
は僧侶の居室やホテルの部屋として使われている


裏 門

僧院の裏門。門を出たところにリラ川の支流が流れている
大火に焼け残った唯一のフレリヨの棟

焼失から免れた石造りのフレリヨの棟
文化遺産(7か所)

 
1.ボヤナ教会(1979年10月)

 2.マダラの騎士像(1979年10月)

 3.カザンラックのトラキア人の墳墓(1979年10月)

 4.イヴァノヴォの岩窟寺院(1979年10月)
 
 5.ネセバル(1983年12月)


 
6.リラの僧院(1983年12月)

 7.スベシュタリのトラキア人の墳墓(1985年12月)

自然遺産(2か所)

 
1.スレバルナの自然保護区(1983年12月)
 
2.ピリン国立公園(1983年12月)
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