ひろしま・ブルガリア協会 Hiroshima-Bulgaria Association

 日本とブルガリア「友好樹立90周年」「国交再開50周年
秋葉広島市長に「第5次・ブルガリア訪問団」の帰国報告
2009年7月30日(木)  広島市役所・市長応接室
  *各項目をクリックすると移動します
 
1.「ヒロシマ・ナガサキ原爆展」(ブルガリアで4都市目)

2.第5次・ブルガリア訪問団の報告会
  3.出発前に広島市長に報告

 秋葉市長 草の根・市民交流の活動を高く評価
平和市長会議の加盟促進にも感謝
協会から、今村団長、田中団員、浅野顧問らが参加
  2009年5月28日(木)〜6月9日(火)
ヴェリコ・タルノヴォ、カザンラック、ヴァルナ各市で交流
今村団長 原爆展の開催など活動を報告 
 多忙な中、秋葉市長が訪問団報告に耳を傾ける

訪問団報告のために秋葉広島市長と会見する
訪問団メンバー(左側)ら
  訪問活動報告

詳細報告書
            今村団長、田中団員が報告

 第5次・ブルガリア訪問団は7月30日(木)、広島市役所に秋葉忠利市長を訪問し、ブルガリア訪問報告をしました。

 
協会からは、同訪問団・団長の今村功会長、団員の田中武・常任理事(広島工業大学・准教授、工学博士)と浅野洋二・顧問(日本ブルガリア協会理事)らが参加。

 
市側からは、秋葉市長に国際平和推進部の住田雄二・部長、澳和明・被爆体験継承担当課長が同席しました。 
  カザンラックのダミャノフ市長からクリスタル置物

「セフト3世の頭」を表したクリスタルを手渡す
 
 25項目の訪問活動を報告

11ページの報告書で25項目の活動と成果を報告
         カザンラック市長からの土産を手渡す
 
なお、お土産は、@同市トラキアジン人の「ゴリャマ・コスマトカ墳墓」前から発掘された「セフト3世のブロンズの頭」をモチーフにしたクリスタルガラスの置物Aブルガリアの蒸留根銘酒「ラキア」B2009年度「ばら祭り」冊子などでした。
 
      首都・ソフィアで「原爆展」の開催
 
 
今村、田中両氏は、の第18総合学校での「ヒロシマ・ナガサキ原爆展」開催について、生徒1700人と一般市民約4000人、さらに5,60人の教職員が見学し、大きな反響を呼んだことを紹介しました。
 
 
さらに、来年2010年は黒海の都市・ヴァルナ市で、2011年はプロヴディフ市で開催ことが、ほぼ決まったことを報告しました。

 
平和市長会議への加盟については、ヴァルナの国際交流担当局長に加盟申請書を手渡したところ、「核兵器を地球上から全廃しようという平和市長会議への加盟に賛同する。市長に平和都市のメンバーになるように薦めたい」との返事をもらったことも伝えました。 
        ヴェコ・タルノヴォ紹介絵画等展を広島市で開催へ

 
さらに、今村団長は、ヴェリコ・タルノヴォのラセフ市長と友好協会のデァンコヴァ会長から「広島市でヴェリコ・タルノヴォを紹介する絵画と写真展を開きたい」との申し入れを伝え、秋場市長宛の協力要請書を手渡し、支援と協力をお願いしました。

 
同市長は、会場はアステールプラザなどあるので後は住田部長と相談を」と快諾してくれました。

     田中常任理事が科学アカデミー会員に推薦される

また、ブルガリア科学アカデミーで、広島工業大学・准教授の田中常任理事が、同アカデミーの会員に推薦を受けるとともに、同アカデミーの中に研究室を設けてくれることなどを報告しました。
 
「会員になるだけではなくて研究室を設けてくれるということは、大変素晴らしいこtです」と数学者で元大学教授だった秋葉市長は高く評価しました。
     カラー刷り11ページの報告書で説明
 
今村団長は、訪問団報告書(カラー刷り11ページ)を手渡し、25項目の訪問活動と成果の内容(詳細は別掲・リンクを参照)を説明しました。
 
まず、同団長は、被爆60周年の平和記念式典に参加し、帰国後に「ヒロシマ・ナガサキ原爆展」を開催してくれたカザンラック市のステファン・ダミャノフ市長から預かった秋葉市長宛のお土産を渡しながら、同市長が「1日も早く秋葉市長にカザンラックに来ていただきたい」との伝言を伝えました。


  
浅野顧問からは、福山市の会社がオバマ大統領の等身大蝋人形を作成したところ、広島市広報担当から借用依頼が届いたことを伝え、核兵器廃絶運動に活用するために推進したい、と話しました。

 最後に、秋葉市長を中心に記念写真に収まりました。
  秋葉市長と記念撮影

秋葉市長と記念写真に納まる訪問団一行ら
  
 (左2人目から)田中団員、今村団長、秋葉市長、浅野顧問、
 (2列目左から、住田国際平和推進部長、澳被爆体験継承担当課長
 
  第5次・ブルガリア訪問団
「ヒロシマ・ナガサキ原爆展」(ブルガリアで4都市目)
首都・ソフィア市の第18総合学校で開催
2009年5月29日(金)〜6月日11(木)
日本大使館の竹田大使やファンダコヴァ副市長らがあいさつ
今村団長が秋葉市長の「平和メッセージ」を紹介
「ヒロシマ・ナガサキ原爆展」を開会

ストイチェヴァ校長が原爆展の開催を宣言 
  「原爆ドームのタペストリー」を贈呈

秋葉市長からの記念品贈呈

世界遺産・厳島の宮島彫りを贈呈

ひろしま・ブルガリア協会からの記念品
を贈る山尾常任理事と田中常任理事、
山本理事ら
竹田特命全権大使があいさつ

被爆国日本・広島の核兵器廃絶と恒久平和への強い願いを
紹介しながらあいさつする竹田大使
(前列左から)ストイチェヴァ校長、竹田大使、高橋書記官、
今村、山尾氏(後列左から)田中、山本氏
        竹田特命全権大使のあいさつ文
   
尊敬する   
ファンダコヴァ・ソフィア市副市長、 
   ひろしま・ブルガリア協会・今村会長、
   ストイチェヴァ・第18総合学校校長、
   教職員、生徒の皆さま、


 
先般訪日されたファンダコヴァ・ソフィア市副市長が広島訪問の際、原爆資料館や、ひろしま・ブルガリア協会の今村会長との会談を通じて原爆展開催の趣旨に共鳴され、この度、ソフィア市で原爆展を開催される運びとなりました。
 当国における原爆展の開催も、ひろしま・ブルガリア協会のご尽力により、カザンラック市、ヴェリコ・タルノヴォ市、ルセ市、そしてソフィア市と4都市を数えるまでになり、当国で平和を願う活動が広まっていることを嬉しく思っています。
 原爆展開催にあたりご尽力戴きましたソフィア市、広島市、ひろしま・ブルガリア協会ほか、関係者の皆さまにこの場をお借りして御礼申し上げます。

 戦後、わが国は唯一の被爆国として
核兵器の恐ろしさと、その惨禍を訴え続け、また国連で核廃絶決議を提案し、国際平和の構築に勤めてきました。

 しかしながら、現実には国際社会の声を無視する国々により、核・ミサイル開発が今でも続けられております。戦争を知らない人が大多数を占めるようになった現在、世界の若い世代に原爆の恐ろしさを伝え、核廃絶を訴えてい
 
今村団長が平和メッセージの紹介とあいさつ

秋葉市長の平和メッセージを今村団長が紹介 
ファンダコヴァ副市長があいさつ

ファンダコヴァ副市長が原爆展の意義を訴えてあいさつ
  ことが、我々の重要責務だと考えています。

 折りしも米国では、
オバマ米大統領が「核なき世界」を政策目標に掲げるなど、世界でも核軍縮再検討の機運が高まっており、この時期に日本とブルガリアが協調して、世界に平和を訴えていくことは、大変意義深いことと考えております。

 
今回の展覧会を通じ、一人でも多くの方が核兵器の脅威と非人間性について理解を深められることを願っております。
 
最後に、核のない世界の実現を願って、私のあいさつと致します。
(句読点や送り仮名は、読みやすいようにHP編集部でしました)
 あいさつを熱心に聞く児童・生徒たち

原爆展オープニングのあいさつを熱心に聞
く小学校1年生から高校3年生の生徒たち
 
  原爆の絵」などを総合学校に贈呈

 ひろしま・ブルガリア協会からの「原
爆の絵」などの本を贈る山本理事ら
 
 ヒロシマ・ナガサキの
原爆投下直後の写真ポスターを見学


とともに被爆の惨状ポスターを見いる
竹田大使やファンダコヴァ副市長


  真剣な眼差し

原爆被害の説明文を真剣に読まれる
竹田大使ら

 原爆被害の惨状などを説明

原爆被害の惨状などを説明し
なが案内する今村、田中両氏ら
  第5次・ブルガリア訪問団の報告会
2009年7月25日(土)午後4時
広島平和文化センター 3階 研修室2
  ひろしま・ブルガリア協会は、5月25日(土)16:00〜、広島平和文化センター3階研修室3で、「第5次・ブルガリア訪問団の報告会」を開きました。

 
これには、協会内外合わせて21人が集まり、同訪問団の団長・今村 功会長と副団長・山尾 秀治常任理事の2人が、プロジェクトと「報告書」を使って、5月28日(木)〜6月9日(火)まで13日間の訪問活動や成果、エピソードなどを報告しました。

 また、カザンラックやヴェリコ・タルノヴォの市長との意見交換、ヴァルナやプロヴディフの考古学博物館の館長や学芸員との懇談、平和・文化・教育・福祉・経済など交流活動と成果について話しました。
  訪問報告書

訪問活動詳細
 この中で、首都ソフィアの第18総合学校では5月29日から6月11日まで第1回・「ヒロシマ・ナガサキ原爆展」を開催したことや日本科学アカデミー議長の表敬訪問、ソフィア大学の日本語学科長との会見をしました。 
訪問報告を聞く参加者ら



(左から)増本、尾津、田中(春)、浅野、吉井、藤田の各氏


(左から)高丸、村上、ナイチョフ、佐々木、塩手、佐上の各氏
第5次・ブルガリア訪問団の報告する今村団長ら


 
(左から)寺田氏、訪問報告者の山尾副団長、今村団長ら


(左から)岡本、大嶋、坂井、久繁、木谷、 寺田の各氏

訪問団が出発前に広島市に報告

「地球から核兵器廃絶を」の声を高めて
2009年5月27日(水)   広島市の三宅副市長が激励
協会から今村団長(会長)、田中団員(常任理事)があいさつ 
 三宅副市長に訪問目的など説明

広島市の三宅副市長(正面右)に第5次訪問について
説明する今村会長(同左)と田中常任理事(左)
               出発前に広島市長に報告
 
2009年5月27日(水)に訪問団の代表者らは、広島市の秋葉忠利市長代理の三宅吉彦副市長に面会し、第5次・ブルガリア訪問の目的などについて報告しました。
 
この日、参加したのは都合のついた訪問団長の今村功会長と団員の田中武常任理事(広島工大准教授・工学博士)の二人でした。

        首都・ソフィアで「原爆展開催」へ
  今村、田中両氏は、第5次・訪問団の目的について@ソフィア市での「ヒロシマ・ナガサキ原爆展」(同国通算4回目)の開催Aヴァルナとプロブディフ両市での原爆展の開催準備B在ブルガリア日本国大使館の竹田恆治・特命全権大使の表敬訪問Cカザンラック、ヴェリコ・タルノヴォ市での交流Dブルガリア科学アカデミー議長の表敬訪問Eソフィア大学日本語学科長の表敬訪問Fヴァリコ・タルノヴォとヴァルナ両市の日本ブルガリア友好協会会長らとの交流G大相撲大関・琴欧洲関のご両親との交流H(仮)平和モニュメント「ピース・ピラミット」の建設推進Iソフィアの平和のシンボル・「鷲の橋」の調査――などに取り組んでくることを報告しました。
          秋葉市長メッセージなど預かる
 
これに対し三宅副市長は、これまでブルガリア3都市での原爆展の開催と平和市長会議への加盟を推進してきた当協会の活動を高く評価しながら感謝しました。

 さらに同副市長は、「地球から核兵器を廃絶するとの声を高めていただきたい」と訪問団の活躍に期待を寄せました。そして、秋葉忠利市長の「平和メッセージ」と「平和市長会議・加盟要請書」「原爆ドームのタペストリー」などを今村団長に託しました。
秋葉市長の「平和のメッセージ」を預かる

秋葉広島市長からの平和メッセージと原爆ドーム・タペストリーを
預かる今村会長ら
(左から田中、今村両氏と三宅副市長、住田部長ら)
 トップ
  Copyright (C) 2007 Hiroshima-Bulgaria Association. All Rights Reserved.